入出金履歴はウォレット全体の取引を確認できる「取引」権限を持つメンバーが利用できます。
※ 「利用」権限を持つメンバーはあなたの利用明細を、レビュー権限を持つメンバーは利用明細レビューを利用できます
入出金履歴画面ではフィルターで絞り込んで表示でき、また、保存したフィルター条件を呼び出して利用できます。フィルターに付与できる通知設定についてはこちら。
目次
1 一覧表示する内容をカスタマイズ・保存する
1-1. フィルターで表示対象を絞り込む
「フィルター適用中」または「フィルター未適用」と表示されるフィルター表示をクリックすると、フィルターの条件を編集できます。
フィルターは「+条件を追加」ボタンから複数条件を組み合わせて適用でき、画面左にはプレビューが表示されます。フィルターの編集が完了したら、フィルターの範囲外(画面左)をクリックします。
フィルターで絞り込みに利用できる条件は次の通りです。
条件名 | 指定形式 | 指定内容 | 判定パターン | 備考 |
---|---|---|---|---|
利用期間(日付指定) | 日付 |
- 開始日 |
合致するのみ ※1 |
具体的な日付を入力します。 |
確定期間(日付指定) | ||||
利用期間 |
選択リスト |
- 今月 |
プリセットの中から選択し、相対的に日付を絞り込みます。 | |
確定期間 | ||||
利用後経過時間 | 数値 |
日数または時間 |
以上、以下 ※1 |
|
確定後経過時間 | ||||
金額 | 数値 | 数値 | 合致する、合致しない、以上、以下 | |
種別 | 選択リスト |
- 未確定決済 |
合致する、合致しない | 入出金履歴としての種別です。 |
カード名 | - | - |
合致するのみ |
「カード管理」画面のカード詳細「このカード利用明細を見る」からのみ適用可能 |
タグ | 選択リスト | タグを選択 |
合致する、合致しない |
AND条件で複数回指定できます。 |
証憑状態 ※2 | 選択リスト | - 証憑あり - 証憑なし |
合致するのみ | |
明細状態 | 選択リスト |
- 明細入力済み |
合致するのみ | |
編集状態 | 選択リスト | - 締切済み - 編集可 |
合致するのみ | |
備考メモ | 選択リスト | - 有り - 無し |
合致するのみ | |
レビュー状態 | 選択リスト | - 自分がレビュー済み - 自分以外がレビュー済み - 未レビュー |
合致する、合致しない | 「自分がレビュー済み」及び「自分以外がレビュー済み」を指定したとき、他のメンバーと自分の両方がレビュー済みのものを含めて表示します。 |
※1 種別がチャージ/キャンペーン/返金の確定日については、発生当初から確定しているものとして扱われます
※2 証憑状態の変更について:電子帳簿保存法の情報記録が編集締切時点となったことに伴い、2023年10月より証憑未登録/証憑登録操作待ち/証憑登録済みの3区分から2区分に変更されています
1-2. 表示順や項目・レイアウトを変更する
入出金履歴の表示順は、「表示順」の欄から変更できます。利用日または決済確定日によってソートできます。
種別、取引内容、証憑状態、編集状態、備考メモ、レビュー状態、明細情報の7つの項目については、「表示項目の編集」ボタンから表示/非表示を切り替えることができます。
表示/非表示の他、レイアウトや表示順序、項目名の表示についても設定できます。変更したレイアウトはすべてのメンバー入出金履歴に反映されます。
1-3. カスタマイズした表示内容を保存する
表示順、フィルター、表示項目のいずれかを変更した場合、保存されたフィルターに「(更新済み)」と表示され、表示している内容を保存できます。
「このフィルターを保存」をクリックし、新規保存の場合はフィルター名を入力して保存します。
保存されたフィルターはウォレットで共通です。あるメンバーが追加したフィルターは、他のユーザーも利用可能となります。
2 保存したフィルター条件を呼び出す・操作する
2-1. フィルターを呼び出す
保存されたフィルターはフィルター名の表示から選択して呼び出すことができます。
デフォルトでないフィルターを選択した際には、そのフィルターをデフォルトに設定することができます。なお、デフォルトのフィルターは各メンバーごとに保存されます。
2.2 フィルター名を変更する・フィルターを削除する
呼び出したフィルターはこちらの画面右の表示から名称の変更・削除を実施できます。
3 取引の詳細画面へアクセスする
入出金履歴一覧に表示されている出金のパネルをクリックすると、支出の詳細画面が表示されます。詳細画面では、証憑ファイルや明細行(仕訳)の登録をすることができます。
4 CSVデータをダウンロードする
仕訳のCSVファイル
「仕訳設定」画面にて設定済みの場合、画面左上の「仕訳CSVダウンロード」ボタンをクリックすると、表示中の入出金の明細行データを元に仕訳CSVファイル出力の準備を開始します。(※ フィルター条件に合致するデータは画面に未表示のものもダウンロード対象)
※ 明細の入力がある入出金明細が出力の対象です
準備が完了したら「ダウンロードする」ボタンが表示されるので、クリックしてダウンロードします。
入出金履歴のCSVファイル
画面左上の「CSVダウンロード」ボタンをクリックすると、表示中の入出金履歴データのダウンロードの準備を開始します。(※ フィルター条件に合致するデータは画面に未表示のものもダウンロード対象)
準備が完了したら「ダウンロードする」ボタンが表示されるので、クリックしてダウンロードします。
入出金履歴CSVの記載内容
種別、取引内容、証憑状態、編集状態、備考メモ、レビュー状態については、表示項目として選択されている場合にのみ出力されます。
次の情報については常にCSVファイルに含まれます。
- 取引ID
- カードID
- カード名
- タグ(複数ある場合はセミコロン「;」区切り)
- 利用日付
- 確定日付
- 支払通貨
- 支払額(円貨)
- 支払額(外貨)
- 入金額
Tips:会計システム連携用のカード利用明細CSVを作成する場合
備考メモの内容を含めて会計システムに連携したい場合などでは、入出金履歴の情報を必要なカラムに集約するように加工して利用します。(TEXTJOINやCONCATENATEを利用)
主要な会計ソフトでインポートに必要なカラムは次の通りです。
freee会計
取引日、出金額、入金額、残高、取引内容
マネーフォワード クラウド会計
日付、内容、出金額、入金額
弥生会計(スマート取引取込)
※ ヘッダ行は不要、複数行の仕訳の場合は予め行を分ける必要有り
利用日、利用金額、返金金額、利用店名
5 フィルターの活用例
すべての入出金履歴を表示する
フィルターですべての条件を削除した状態にします。
先月に確定した入出金履歴を取得する
先月に確定した入出金履歴を取得する場合、フィルターで「確定期間」について「先月」、「種別」について「未確定決済」に「合致しない」を指定します。
※ 指定月について取得したい場合は、「確定期間(日付指定)」を利用します
証憑が必要なカードについて、証憑情報の登録が完了していないものを確認する
証憑の提出が必要なカードに予め「証憑」というタグを付与しておきます。その上でフィルターでタグ「証憑」と、「編集状態」について「編集可」を指定します。(電子帳簿保存法の証憑情報の登録は編集の締切によって完了するため)
※ 併せて利用期間を指定することが有効です
すべての未確定カード決済を表示する
フィルターで「種別」について「未確定決済」に「合致する」を指定します。
※ 直近の利用明細を排除したい場合、併せて利用期間を指定することが有効です
今月の経理担当者が未チェックの入出金履歴を表示する
※ 経理担当者がチェック後に「レビュー」の操作を実施する場合
- 利用期間で「今月」
- レビュー状態で「自分がレビュー済み」に「合致しない」
- 金額で「¥2」「以上」
- 有効性確認の少額オーソリの排除のため