[SaaS管理]機能では、SaaSの契約管理や証憑の回収管理ができます。SaaSにまつわる情報を集約して可視化し、実効性のあるSaaS管理を支援します。
目次
機能の概要
SaaS管理機能でできることは次の通りです。
- SaaS契約の一覧化
- 継続支払いの証憑回収を一覧化
- SaaS専用メールアドレスを持ち、メールで情報を集約
- 電子帳簿保存法に対応した証憑管理機能と連動します
SaaSの一覧画面では、直近の支払情報と未読メール数などが一覧化されます。
SaaSの詳細画面では、カード、メールアドレス、カード利用明細、証憑ファイルの状態が表示されます。
SaaSの詳細におけるメール受信箱のタブでは、SaaS専用メールアドレスで受信メールの一覧が表示されます。クリックすると本文が表示され、添付ファイルの確認の他、印刷ボタンからのPDF出力が可能です。
権限別でのメニュー名称と実施できる操作は、次の通りです。
操作 | 管理・設定・その他 「SaaS管理」 |
利用 「あなたのSaaS」 |
取引 「SaaS」 |
---|---|---|---|
SaaSカードの作成・編集 | ◯ | ✕ | ✕ |
SaaSカードの一時停止 | ◯ | ✕ | ✕ |
SaaSカードの閲覧 | ◯ | 自分に共有されたカードのみ | ◯ |
SaaSカードの支出への証憑情報登録 | ✕ | 自分に共有されたカードのみ | ◯ |
SaaS専用メールアドレスの確認 | ◯ | 自分に共有されたカードのみ | ✕ |
SaaS専用メールアドレスで受信したメールの確認 | ◯ | 自分に共有されたカードのみ | ◯ |
SaaSカードの登録
1.管理権限を持つメンバーが「SaaS管理」にアクセスします。「+ 新しくSaaS専用作成カードを作成」のパネルをクリックします。
2.新規にSaaS専用カードを発行するか、既存のカードをSaaS専用カードへ切り替えるかを選択します。SaaSのサービス名を入力して選択します。(一覧にないサービスについては、文字列を入力して追加します)
3.カード名や利用限度額・タグ等を入力しカードを作成します。(※ 既存のカードをSaaSカードに切り替える場合、このステップは省略されます)
※ 作成したSaaSカードは、2023年8月現在削除することができませんが、一時停止にすることは可能です。
4.SaaS管理の一覧に追加したサービスが表示されます。サービスのパネルをクリックすると、SaaSカードの詳細情報を確認できます。
SaaSの詳細画面では、下記の情報を確認できます。(カードのパネルをクリックすると、当該カードの詳細画面へアクセスできます)
- カード情報
- カード利用明細
- メールアドレス
- メールボックス・受信したメール
SaaSの証憑ファイルの管理
SaaSの詳細画面の利用明細タブでは、証憑ファイルの添付状況を確認できます。(ここでは確定したカード利用明細が表示されます。証憑の添付状況は入出金履歴等、他の画面でも確認できます。)
各利用明細をクリックすると支出の詳細を呼び出すことができ、カード利用明細に対して証憑ファイルを添付できます。
SaaSカードの支出では、標準の証憑添付の機能に加えて、SaaS専用メールアドレスで受信したファイルを直接添付できるようになっています。
なお、「メール受信箱」タブ、受信メールの「証憑ファイルの登録」ボタンからも証憑の登録が可能です。
カード詳細画面での表示について
[カード管理]や[あなたのカード]メニューのカード詳細表示でも、SaaSカードのサービス名やメールアドレスが表示されます。この画面では、カードを共有された一般利用者も情報を確認できます。
導入の手順
SaaS管理の利用にあたっては、一般に次のようなステップが必要です。
- 利用中のSaaSの洗い出し
- カードの利用明細等から利用中のSaaS一覧をスプレッドシート等で作成
- 各SaaSのオーナーと領収書の入手方法の把握
- 社内から情報収集
- 各SaaSの証憑提出フローの確定
- 入手形態に応じて決定
- 例)受信メールに添付されている
- 例)サービスにログインしてダウンロード
- 入手形態に応じて決定
- paildで[SaaS管理]メニューよりSaaS専用カードを発行し、各SaaSのオーナーにカードを共有
- SaaSへカード情報を登録してもらい、
- SaaS専用メールアドレスをサービスに登録してもらう
- または、SaaS専用メールアドレスにメールを転送してもらう(自動転送設定を作成する。例:Gmail)
- SaaSへカード情報を登録してもらい、